2011-01-01から1年間の記事一覧

近況

最近、いやなこともいくつかあったけど、いいこともたくさんあった久しぶりの展示は、問題もあったけど楽しかった。アーティストとも、噛み合わない話を、楽しみながら続けることができた。週一の京都は体力的にはつらいけど、Picnicという活動は面白いし、r…

読書

シャンタル・ムフ クレア・ビショップが言及しているからというわけではないけれど 面白かった でもどうしても、彼が見ようとしている民主主義の構成要素が、あまりにも旧弊な語る主体でありすぎる点は気になる 語りえないものたちもいるかもしれない、しじ…

思い出す

初めて店頭に出た、Macの初期型に触れたときの感覚 T大にいたとき 誰からも評価されていなかった教授だったけど、appleへの愛は一貫していた いまになって語りかけてくる

picnic

第1回、picnic。参加者は、ウイ、ナホ、ヤスト、アツシ。四条から丸太町へ。不定期に継続予定。水曜日。京都にて。みなさん、ふるってご参加を!

Dog Death the 10th

10回目、つまり10年目のdog death。昨日は、本当に暑かった。今日はともかく、12時スタートの明日が心配。昨日も、その後30時間トークについて話す。もともとは、オブリストのマラソン的なものをやってみようという企画だった。オブリストのその辺りの考えに…

30時間トーク

今週末、30時間トークがあります。ここ何回か、続けてきたトークはいろいろと考えさせられるものでした。昨日は、とあるアーティストと、脱原発、ベーシックインカムについて少し話をしました。それぞれ、手に入れたいものではあるけれども、でもどうやった…

奥村さんのこと

奥村さんとちゃんと面と向かって話したのは、冨井さんの企画したCAMPでのトークのときになるはずだった。僕は奥村さんの質問が面白かったので、話しかけようとしたのだけど、喧嘩腰でまくしたてられた。この件に関しては書き方が難しいんだけど、僕がある人…

田中さんのこと

田中さんと直接話をしたのは、今年、Na+の刊行記念パーティのとき、しかもSkypeでだった。つまり、実際に会うのは今度が初めて。Na+に関しては、討議も含めてだけど、田中さんも出展されていた2008年のクワンジュのビエンナーレでの体験が僕の出発点だった。…

富井さんのこと

3人のなかで、もっとも古いつきあいになるのは富井さんだ。僕がart & river bankを始めたのがおよそ10年前で、始めてすぐぐらいからの付き合いだと思う。富井くんは、a&rbで2回個展をしている。1回目のあと、同じことをするのはやめようねと話し合って、2回…

もうすぐ

またモランゲイロの時間だ 今日はショコとエントレコスト 夕方にはタバラの料理が待っている ペドロ・コスタとも今日ならあえるかな アヤさんナッチョ、特別にはあえないかなって思ってたけど、なんだかんだ会えちゃうんだね そういえば、クンストハレ・リス…

久しぶりの白い街

マリアさんに泣かれた 大丈夫だったの フィロミンナにも抱きしめられた ルイス、ジョアン、アルノルド、カルメリンダ、アントニオ、ドラ... 白い街にきたのには理由がある 白い粉を持ってきた 白くなってしまった粉を いや、粉にもなっていなかった しっかり…

パーン、クアランテリ、リンギス

ガイアの怒りから生まれたともいわれる怪物テュポーンの襲来に慌てたパーンは、山羊と魚のキマイラとなって逃げ惑ったという。レベッカ・ソルニットによって紹介され、エリート・パニックの説を唱えたとされるキャスリーン・ティアニーが師事したエンリコ・…

昨日で

3年間、実質的には2年半にわたって行ってきた文部科学省のプロジェクト、大学院GPが一応終わった みんな、お疲れさまでした。これからも、いろいろ協力してください 終わりはいつもさびしいものだけれども、かつて給料をもらっていたことがあるのだけど、 そ…

書きとどめておくことにする

最近起こった出来事で、どうしても納得できないことなので、書きとめておくことにする。所属する大学の学生が、父親に連れられてボランティアに参加し、原発から30km少しのとことで、側溝の土砂の除去を行った。防塵マスクもしなかったという。こうしたこと…

真実の戯画の真実

たとえそれが戯画に過ぎないとしても、いやそうであればなおのこと、何にもまして目の前の現実の、意識されることのないある一面を捉えているということはあるだろう。例えば、荒海の波間で心細そうに揺れている一人の男が、ヘリコプターで宙づりにされて助…

忘れないように...

ケジャン ソンジ ユニさん モダン・コリアン ピッグノーズ レクチャー 市場 ブルガリアン V オレンジ堪能 帰国 タイホー 旅ボケ メルトアップ 定食屋TV シオジリング あ、忘れてた ヤバイ ビタウォー

失われたピルゼン

ピルゼンにはよく行った。本当に、よく行ったと思う。ビールは本当においしかった。ライオンもいいけど、どうもメジャー過ぎて、ピルゼンの方が、何かしっくりとした。でも、ザワークラウトもボルシチも、そんなに食べものには想いはなかったように思う。た…

熊うっちゃり

久しぶりに熊うっちゃりで呑む 僕にとっての熊うっちゃりは、むら八で、トドたたきではない むら八もすごい名前だけど、いかつい外見とは違って、マイルドで気持ちいい いくつかひいきのものの名前は消えていたけど、シーズンじゃないかららしい 熊うっちゃ…

謎めいた話

先日、目の前で実際に進行していたインタヴュー なぜ、Na+にかかわったのですか? それについてはgpから話さなくては... あのちょっと待ってください。gp? そうです gpです。gpということでは、もともとにこぷんもそうなのですが... あのちょっと待ってくだ…

...

たとえ誰であれ、他者の死を喜ぶ社会が健やかだとは感じられない...

So Ruff So Tuff

fat man and little boy の1シーンのようないい加減な実験から、本当にいろいろなものが生まれ出てきたんだと思う。 気持は塞ぐし、やり場のない怒りも覚えるかもしれないけれども、 でも、資本主義的(いや正確には消費主義的と言うべきか)な想いだけでは…

目的を失った策略

ある儀礼に耽溺する部族社会を、目的を失った策略の犠牲になっていると述べたのはレヴィストロースだったが、そもそもインフラを提供して社会の幸福を目指すはずの、半ば公共機関でもあったはずの電力会社の無謀な意思決定によって、経験したことのない不安…

アートセンターなのかもしれない

アートセンターではありませんというタイトルの展覧会の最終日。模索してきたアーカイヴ、プロジェクトの記録、ディスカッション、出版、報告、展示、それらすべてを詰め込んだ場所は、どうみても何かに向かいつつあるもののプロセス程度のものにしか見えな…

僕たちは何を見てきたんだろう

僕たちは何を見てきたんだろう、僕たちは何をしてきたんだろう。ひょっとしたら危険な状態が生まれるかもしれないことは十分に想定できたのに、情報管理だけでなく、意志決定をどうするかさえ明確でなかったなんて。厳しい環境の中で作業しなければならない…

闇の中に光明は見えたか

昨夜はお供を従えて闇の中に。人生史上最も不機嫌なオバサン店員の老舗モツで一杯。二杯、三杯、二軒、三軒と進むうちに、いつしかお供と主人の立場は入れ替わり、新主人の吐露する阿鼻叫喚の地獄絵図に耐えられず、ついついtwitterに垂れ流し。朝、履歴を確…

新橋の闇にまぎれる

今日僕は、新橋の闇にまぎれこむ。新橋は、その昔Tony'sでよく飲んだ。本当によく飲んだ。そのTony'sも、もう今はない。ああ、Tony's。夏、クラッシュド・アイスのギムレット。もちろん、ローズのライムジュースで。でもそれがないなら、サラリーマンたちの…

surfin in the radioactive wave

一人の学生が、ビッグウェーブというカフェを開きたいって。不謹慎でもいいって。大学でやりたいって言うので、学校から処分されるのを怖れて、ネーミングにはダメだししたけど、彼女の考えていたことは間違ってないと思う。彼女の友人には、段ボールで原子…

迷宮、カルブラトール、マヴォ

今回の震災の後、あるテクストを探している。うろ覚えの内容はおおよそ下記。関東大震災時(?)、多くの溺死者で埋め尽くされた隅田川を、橋の上からあまたの民衆が囃したてた。果たして関東大震災だったのか、江戸の大火のおりなのか、はたまた空襲時のこ…

マス・ヒステリア

コッチに正しいことがあるよって言われて、ワーッてそれを見て、あ今度はコッチ。それでワーッて。僕には大差のないことのようにしか思えない。落ち着かないのはわかるけど、なんか違うような気がする。意外と知識人とされる人たちが精神的に弱いのかな。も…

地球の郊外

かつて自分の住む町を「宇宙の郊外」みたいだと形容したのはJ.G.バラード。蜘蛛の子を散らすように外国人が姿を消した日本は、さながら地球の郊外のようでもある。空は、どことなく広く感じられ、悲劇の余韻は、けれども不思議な明るさに包まれている。放射…