Kと待ち合わせる。西陽がまぶしい。ごちゃごちゃとした場末の、さらにはずれにある暗がりの中に、コの字カウンターの立ち飲みのうなぎ屋がある。ビールで、串を何本か。ここにいると、世界の底にいるような気にさせられる。底。しかも深い。でも、もうそれ以…

多摩川の橋の上から見ると、夕陽がちょうど富士山の後ろ側に沈んでいった。 しばらく、そのシルエットに見とれていた。 異音を発していた足回りが直って、イタリア娘が帰ってきた。 夕暮れの環八は、猛り狂ったように早く流れていた。 仕事に身が入らない。 …

もうずいぶん前のことだけど、森美術館の杉本博司展再び。ボクは正直、がっかりしながら足早に会場をめぐったのだけれども、なんだろうあの何の刺激もない感じというのは。表現というよりは、商品としての仕上がり、コンセプトの秀逸さが際立ちすぎて、上品…

知人から不法滞在のイラク人支援の活動についてきく。半年前、ミャンマー人も同じような状況から帰国を余儀なくされた。難民認定という言葉がもどかしい。日本の場合、「難民」という言葉の理解がままならないのだから、「認定」などおこがましくてできっこ…

夕方、M、T、Kがやってくる。"Tommy Funk Jr."についての打ち合わせらしい。Tとは、先日観に行ったDog Legsの話で盛り上がる。次回は一緒に行こうということになる。あと、ファンタジーの話など。来年の展示の話を少し、プラス、年末のイヴェントについても…

いつもと違う雰囲気のオープニングパーティ。秋刀魚の押し寿司がある。来る人もいつもと違う。出版関係が多い？おわりがけのころ、HとY、Kがやってくる。TにはMも待っている。だらだらと流れて、だらだらと飲む。楽しいなあ〜。と、自由が丘へ。飲まれて帰宅…

土曜日、Ａに向かう。誰か来るかなと思ったのに誰とも会えず。でも、Ｈ、Ｙ、Ｆ、Ｓ、Ｓ’はいた。その後、久しぶりに、ＫＫ美術館のＭと話す。ダラダラすごす。日曜日、次のＤについて考え込む。午後、望んでいたＴを手に入れる。それからＤＬへ。軽く衝撃を…

ポルケ展。彼の細部を凝視する暇があるのなら、アーティストを志す人の挫折を見ていたい。悲惨なものを悲惨ということ、彼のレクチャーに足を運んだ人たちは、そのことを考えてみるべきだろう。あたりまえのことができなくなってしまっているとき、その事実…

MとK、Tとまじめな話をする。みんな真剣に考えている。問題を言い合えるのもいい。MとKはプロジェクトが始まるよう。Tは次作についての思い。ボクは最近感じる、スペースに対する獏とした想い。きっとそれぞれが、うまく刺激を与え合えるはず。そう信じるこ…