アートセンターなのかもしれない

アートセンターではありませんというタイトルの展覧会の最終日。模索してきたアーカイヴ、プロジェクトの記録、ディスカッション、出版、報告、展示、それらすべてを詰め込んだ場所は、どうみても何かに向かいつつあるもののプロセス程度のものにしか見えない。けれども、ジュリア・クリステヴァが近代的自我にかわるべきものとして提出したプロセにある自我に勇気づけられて言えば、だからこそそれでいいのかもしれない。とするならば、これこそがあるべきアートセンターの姿なのかもしれない。もうすぐ12時。あと半日。その可能性の中に、もう少し浸っていたい......