2004-01-01から1年間の記事一覧

青年の死

イラクで人質事件が報じられたとき 即座にポール・ボウルズの『優雅な獲物』を連想した そして、半世紀近く前にボウルズが見つめていたものを 依然として見つめることができていないことに暗澹とした もちろん、首をはねられた彼ではなく、僕たちが

雨が降ってきた

当然のように、雨漏りが酷くなってきた 雨が漏ることを積極的に取り入れた家作りはできないものだろうか リヴィングの中央に、雨漏りのためのスペースがあるとか ・ Tさんと春から開始予定のプロジェクトについて話す 緩く、楽しむことができれば、面白いも…

雨漏り

台風が過ぎて何日も経つのに 雨漏りが始まった 3F建ての2F コンクリート造なのに

・・・

写真家のIさんと種村季弘氏の想い出話をする 区切りとするために 京都で氏の本を買おうとしてかなわなかったこと 前日、病状を知っている知人の態度がおかしかったことなどを話し合う 携えていった日本酒を 医者には止められてるけど呑まねえわけにはいかな…

過去の怒り

ふと、小林秀雄が嫌いだったことを思い起こす ・ 湯川秀樹との対談で 見事な腰の引けっぷり 実証性、再現可能性という後ろ盾ができただけで それだけ腰が引けるのか ・ 自然科学のような堅牢そうなものであるからこそ 脆弱な文学が抵抗できるものだと思って…

・・・

久しぶりに緊張を強いられる会合に出席 帰り道、雨が降り始めていたが 行きつけの焼き鳥屋に向かう 意味不明のタイミングで笑い出す 常連の50代の男と会話 メールで声をかけた友人が2人到着 ハイサワーがまわり始める 豪雨の中、2件目に移動 最近、人生の試…

サイモン・クーパー再び

現在発売中のNumberの冒頭に、サイモン・クーパーの文が掲載されている 要旨は、サッカーをプレイする体験こそが彼にとって唯一のサッカーの愛し方というものだ ・ ケンブリッジやハーヴァード出身をにおわせ イタリア人のチビや肉襦袢を着たチビ、あいつは…

くるくる、くるくる

http://www.panoramas.dk/index.htmlここのベタな場所の選び方好きだなあ

名前が

思い出せなくなる日がある なかでも、『超・書物』を構想していた ステファンヌ・マラルメを忘れることが多い 思い出すためのごろあわせも作ったのだけど 丸ごと忘れて思い出せなかった ・ 雨が降って、目の前の川のかさが増す 便利なネット・カメラで確認で…

otemori

何があるというわけでもないのだけれども、 photo-eyes を見るのが習慣だった 少しだらしのない書き込みが多かったが そこがよかった UPする人間が外部のキュレータからHP運営者に代わった 内容的には微妙な変化にすぎないなのだが まったく覗く気がなくなっ…

プンクトゥムはプンクトゥム

メーカー系の写真ギャラリーが やっと空間のまずさに気づいたのか 少しずつ改善されつつあるようだけど でもやっぱり、写真材料・器材のメーカーってどうなんだろう プロ用のロットはあるだろうし そうしたものを排除しようとした ティルマンズやナン・ゴー…

泳ぐ

クロールのプルは、現在では目1杯膝の方までかくのが主流? 途中で、肘から抜いちゃうのは昔の方法? 雨の日、泳ぐの、気持ちいい

高速の乗りかた知ってる?

意外な人が意外な場所に出かけている ・ 意外でない人が意外でない言葉を綴っている ・ きわめて高温だと聞くままねの湯を想う ・ キッコー宮は1ヶ月だった ・ 急がないとダメなんだ ・ …

露悪的であるということ

露悪的に態度を表明するということは難しい ある問題に対して、露悪的に状況を肯定してみることの詭弁 けれども、そうした方法を愛している人は少なくない ・ もっとも受け取る側は敏感で 露悪的な態度をとらざるをえないその人に自意識に気づいてしまう

北千住に行かなくては

お風呂に入って、梅ダレで亀甲宮、飲まなくては あれ、何か忘れてる あ、そうそう、風呂屋で写真だ

おそらく

キュレイタは、適度に緩和したかたちで ドクメンタ11におけるPCへの取り組みを真似てみたんだろうな そつがなく、あたりさわりないかたちで その意味では、ヨネダトモコは格好の作家かも

続き

そんなことでもなければ行くこともなかったであろう紛争地域に出かけていって それが身近な光景と何一つ違わない表面的な平静を保っているということを示す作品を制作 契約しているコマーシャルギャラリーで、そうした光景にエディションつけて販売 美術館で…

やっぱり……

横浜美術館の、ノンセクト・ラディカルのヨネダトモコは酷いなと確信した あれを選べるキュレイタももちろんだが、それ以上に、彼女の姿勢はやはり酷すぎる

京都に行く

京都に行く 前日に食べたものにあたったらしく 講義の3日間、体調はきわめて不調 でも、ずいぶん無理して飲み歩いた 1日目:京極スタンド>たつみ>???>ビオロン 2日目:ダウン静養 3日目:桜バー>??? 4日目:伏見>ビオロン 5日目:京極スタンド>…

冥福

種村季弘氏が亡くなられた 彼のように、自分自身ディレッタントと露悪的に公言しながら その枠に収まりきらない驚愕的な才能を目にできたからこそ つまらない才能に対してノーと言い切ることができ なおかつ 自分自身に対しても厳しい基準を設けることができ…

写真(なんてどうでもいいけど)

写真を持ち寄って検討する集まりを傍らで傍聴 途中から乱入 ・ 写真が、写真にとって、写真とは、写真だから、・・・・・・ ・ うんざり。 形式のなかに自閉している感じ。 でもきっと、 発言してる人たちは、 それほどそんなふうに思ってなく、 ただ単に、…

大はし

北千住の大はしで飲む 初めてだったが、こんな姿勢の正しい飲み屋があるとは知らなかった 焼酎は亀甲宮、氷と炭酸が別に出てきて、梅ダレも出てくる カウンターは整然として、音楽なし ポルトガルのバルのような感じでびっくり また行こう、というかボトル入…

ネットの可能性

ここにこうして書き残そうとしている以上、ネットの可能性を完全に否定するわけではない。けれども、ネットの可能性ばかりを主張する態度にはどこか違和感を覚える。そうしたもののひとつに、展覧会など意味がない、ネットで発表すれば十分というものがある…

政治的な表現をするということ

どのような問題でも、政治的な意味を問うような表現を行う場合、さまざまな問題がつきまとう。もちろん、ある程度、その問題に対して精通していることは必要だが、けれども、ひょっとしてそれを条件とすれば、発言者を限定する方向に働くこともある。それ以…

アプレ・ゲール

戦争あるいは戦後について語るはずの鼎談での問題と感じたのは ある特定の著作などに導かれて語るということ それは、ある第三者の口を借りた 責任逃れになるのでは やはりそこから踏み出してみるべきだ 日が経つにつれて、より強くそのことが感じられる

最近不満なこと・・・

不満なことがあるかという、インタヴューの録画を手伝った 傍らで、何人かが答えるのを聞きながら 自分だったらなんだろうかと考えてみた ・ 現在最も不満なのは、不気味料理を作らせたら右に出るもののいない 小川聖子先生のレシピが普通になってしまったこ…

話をしてみる

鼎談らしきものをするが、どうも話がうまくかみ合わない 基本的には、だれだれが書いた本という線で話が進むと退屈なのだが どうもそこから出たくない人もいるようで いろいろ振ってみたけどダメだった 難しい

横浜トリエンナーレ、次は磯崎新みたい ・ でも、よく受けるなあ、そういう依頼 彼に全体をディレクションできるわけもなく 誰もがそのことはわかっているのに 厚顔無恥とも違う、不思議な判断だ ・ きっと、浅田彰あたりが顔を出してくることになる とすれ…

酷いテキスト

好ゲームの多かったEURO2004だが、開催直前に発行されたNumberの特集号に、気になる記事があった ・ 冒頭のサイモン・クーパーという人の一文だ。『ナノ・フットボールの時代』など 鋭い切り口のテキストで、日本の凡庸なサッカー・ライターとは一線を画す彼…

FOTOLOGについて

fotolog(http://www.fotolog.net/)にスポンサーがつくらしく バナー表示などが出るため 反対運動が起こっている アルタナティヴなスタイルだったが その結末は大体こんなものだ ・ fotologに関してはその意義を指摘したテキストをとある雑誌に載せたことが…