冥福

種村季弘氏が亡くなられた
彼のように、自分自身ディレッタントと露悪的に公言しながら
その枠に収まりきらない驚愕的な才能を目にできたからこそ
つまらない才能に対してノーと言い切ることができ
なおかつ
自分自身に対しても厳しい基準を設けることができたのだと思う
もちろん、その基準は厳しすぎて
なかなか満たすことはできないのだが……

言葉がない