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写真家のIさんと種村季弘氏の想い出話をする
区切りとするために
京都で氏の本を買おうとしてかなわなかったこと
前日、病状を知っている知人の態度がおかしかったことなどを話し合う
携えていった日本酒を
医者には止められてるけど呑まねえわけにはいかないね
と、うれしそうに盃を重ね
テキスト以上に自由に、そして複雑に絡み合う
壮大な宇宙を語ってくれたことを思い出した
彼の好きだったそのお酒をあけて
到底彼の宇宙には及ばない粗末な宇宙を語り合おうと約束して別れる

その後、地震で埋まっていた車から全員が救出されそうだという情報に喝采する
帰宅後、誤報だったとわかる