越後妻有 part 2

二日目は10時ぐらいには宿を出たはず。最初に十日町周辺の作品をいくつか見たけど、どうも?だっだなあ。サイトスペシフィックといっても、その捉え方が表面的だと、すぐにそれがわかっちゃう感じ。やっぱりこの程度なのかなあと思いながら北へ向かう。

フクタケハウスというところに、東京のギャラリーが出展。こういう場所で、どういった取り組みしてるんだろうと興味しんしんで出かけてみたけど、あまりのイージーな取り組みにあんぐり。酷い。出来合いの作品持ってきて、ポンとおいておしまいなのかあ。そうなのか。もう少しギャラリーもアーティストも勉強して真摯であるべき。もっともこれは、エスタブリッシュされたこれらのギャラリーだけにいえることではなく、すぐに内輪受けに堕しちゃう若手アーティストにも共通している。

隣でやっていたのは、倉谷くん。ある程度内容も知っていたので、それほど大きく期待はしていなかったのだけれどもすごくよかった。あの場所と真剣に向き合ってきたからこそできたものだと思う。シュ・メイ・ツェとともに、印象に残った作品の一つになった。二階から冷たいお茶を飲みながら見た集落周辺の様子に、フクタケハウスで汚れた心が洗われていくのだった。

で、他の所へ行く予定だったのだけど、近所で蕎麦を。蕎麦を待っていると、室内の写真に倉谷くん発見。知ってる学生も何人かいる。あれ、それにこれはKくんでは。騒いでいると、主人が登場。倉谷くんの知り合いと知って、デザートとお吸い物をおごってもらいました。というわけで、この日の続きはpart 3へ!