越後妻有 part 3

で、お蕎麦堪能後、松代へ。ここでは、前回これなかったので観れなかったMVRDVのセンターを確認しておきたかったんだけど、これがあまりよくない。中途半端なマスの感じがどうも好きになれない。写真で観るのと大違いで、なんだか雪に押し潰されてる感じ。残念。その後、街中の作品をいくつか見る。ベルギーの作家の空中の透明な球体。簡単な仕掛けだったけど、おもしろかった。

夕方の作品目当てに、北へ。時間があるので、フィンランドの作家とかも見る。みかんぐみのプロジェクトもあったけど、森美術館での展示など、彼らの取り組みには納得できないものがあったのでパス。展覧会って、見に行かないって判断することも、ひとつの愉しみ方だし付き合い方だと思う。それは大切にしたい。惰性や付き合いでだらだら出かけるよりも、そのほうが大切なはず。たとえそれが損失だっていいんだ、そんなものは全部引き受けるぜ。

夕方の作品も、日没まで待ちきれずに、頭の中で想像してあとにする。50m先の最初の三叉路をどちらに行くのか指示してくれないナビともめつつ、今夜の宿へ。でもほんと、この芸術祭で最大の見所は、車窓の風景だろうなあ。ヒグラシが鳴いて、ボクの夏休みみたいな風景には癒されます、だぜ。温泉宿は、昨年アブラモビッチをたずねたときに通過した温泉街にあるんだけど、どうかな? しかし、これが最高。ちょっと薬くさいお湯も、芸術祭値段も、終わりなく出てくる料理も薄味で上品で、大満足でした、だぜ!

で、気をよくしたボクらは夜の温泉街へ。どこもいまいちそそらない。もうここしかない。入ろうぜ。ガラガラ。あれ、え、え、Tさん? それにアナも!当日最初に出会った、学生のTさんとアーティストのアナと再会!でも、どうして?!