10日

もう帰国してからそんなに経つんだ。慌しいなあ。そういえば、帰国が1日ずれていたら、テロの影響でまっすぐ帰ってこれなかったなあ。手荷物には、各方面からいただいた、ラベルのついていない、怪しげな液体3本。これは奇跡かもしれない。

帰国してから頭を悩ませられたのは、不思議ちゃんのドイツ人だったなあ。ドイツ人をフランクフルトにたとえたらどうすると聞くと憤慨するくせに、自分のやっていることの意味はわからない。露悪的という枠組みの中ではじめて意味のあったものを、たやすく見失って仲間うちのジャーゴン化してしまう人もいるけどね。

明日からは妻有に行ってこよう。出来が悪く考えすぎのものもあるに違いないけど、いまは真摯であればみつめられる気がする。真摯で不出来なものと、日本海の海の幸と、温泉ということなのか? そうなのか?!

そういえば、忘れていたころにフェエルナンド・ロペスの『遠い水平線』のビデオが届いた。イタリア人(タブッキ)原作を、ポルトガル人(ロペス)が、リスボンをイメージしながらフィレンツェで撮って、フランスで発売されていたもの。PALだしね。すぐには見れないしね。