ソーカル

cidadebranca2006-02-25

ブリクモンを再読する。左翼系保守主義とか、不思議なレッテルを貼られることの多い彼らだが、ラカンに対する指摘はとても的を射ている。科学に対する不信感をどう言葉にすればよいのか、多少なりとも考えたことのある身にとっても、科学者自身よりも、科学の言説を権威づけに利用する文系学者の問題はうなづくところが少なくない。けれども同時に、クライスラー・ビルをベッドインさせたような建築ドローイングの意味は、彼らに届くことはないだろうとも感じられる。ドゥルーズの意味は、むしろそうしたものに近いはずだから、それに対する彼らの批判は、むしろ道化のような役回りを演じてしまっているとも感じられる。

100日経った。101日目に、彼女の言葉がまとめられた本が届く。