雑感

参加している展覧会がはじまる。ボク自身は楽しめているが、他の人はどうなのか気になる。特に、展示会場ともなっているMはどう思っているのだろう。いずれゆっくり話そう。

プレ・トーク・イヴェント。定型の討議からは外れていたけど、それはきっと居心地のよいもんではないのだろうと思った。参加者の一人としては楽しめた。ここでも、上記Mのさえなさぶりが気にかかる。ところで、こうした場で必ず単語の定義を問う質問が出るけれども、そろそろそうしたものを卒業したらどうかと思う。そうした質問が討議を停滞させ、結局、討議すべき焦点をずらしてしまうことを、何度となく経験してきたはずだ。本当に愚かな質問だ。

もうひとつ、自身の発言の確からしさを保証するために、グリンバーグだとか引き合いに出さなくてはならない話口調も反省すべきだ。発言者は、実際の活動においてはときに尊敬さえしているOだが、彼はこの悪癖をもっと自覚すべきだ。そうでなければ、彼がくずだと思っているやつ自身に、自分がなってしまうことに危機感を持つべきだ。指摘したい骨子を、まっすぐに主張すればいい。

しかし、運営という点に関していえば、ラウンド・テーブルと名乗りつつ、その正反対のものになってしまったことは反省すべきだと思う。かなり強引に討議を整理し、途中でめんどくさくなって放り出した。テーブルをスクエアにしたのもよくなかったのかもしれない。その点では、昨年big artで開催した『彼女は道に迷った』展でのラウンド・テーブルの方がよくできていた。何よりも、椅子がよかった。

でも、参加してくれた人には感謝している。ありがとう。遠い目をしてスタンドに向かって拍手したナカタの心境?いやいや、あそこにスタンドとピッチの境目はなかったはず、なんて。M、O、時間をとってこういうもののあり方について考えようね。