早朝

3:30。静かに車を駐車場から出して、暗闇の中第二京浜を横浜へ。運河沿いに車を停めて、カメラを片手に歩き始める。漆黒、トラックのヘッドランプ、漆黒、静かなネオン。その繰り返しの中を、カメラにがなりたてながら歩く。途中、バッテリーが切れる。それでも、ICレコーダを片手に歩く。歩くこと50分。トリエンナーレ会場に着く。作品の素材はできた。あとは、これを加工する時間を作らなくては。タクシーで市場へ。24時間営業の食堂で、カキフライ定食。8:30帰宅。少し仮眠。11:00、自由が丘へ。帰路、Tへよって、Mが二階から降りる手伝いを。それはいいとして、肘が張って、入らないぞ!M、最後までやってくれるぜ。その後、再び買出しに出かけ、それからギャラリーで打ち合わせ。帰宅して着替えて、暮れ始める環八をヴィジルへ向かう。バゲットを10本切る。友だちも何人か来ていた。家族も友人も知らないところにも、Mを想う人がいる。Yは泣きはらしていた。少しの接点に過ぎないのに。僕は涙が枯れてしまったのかな。深夜、彼女の撮影していた写真を眺めていたときは、あれだけ流れたのに……。