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グレート・ジャーニーから帰りました。最後は、中仙道から諏訪湖に抜けて、帰って来ました。春日渓谷は美しく、片倉館は片倉館でした。中仙道の井出野屋旅館は、風情があって、とても落ち着きました。手打ち蕎麦もおいしかった。でも、三国のおろし蕎麦かな。やっぱり。でも、山のもの食べると海が、海のもの食べると山が恋しくなるのね、人間って。山の料理って田舎臭くて貧しいって何となく思ってたけど、限られた材料で工夫していて、とてもすばらしいということも実感。それに比べて、ボクなんて……。

21世紀美術館は、思ったよりもいいできでした。ただ、セジマやイトウトヨオとか、経年変化に弱い建築家の建物って、やっぱり根本的にどこかで間違っている感をぬぐえない。仮設的な指向もあるかもしれないけど、それにしてはシンボリックだったり、仮設性をそのまま公言してお金を引き出しているとも思えない。

タレルは、曇り気味でも、夕暮れ時には見事なブルーに染まった。これで晴天なら、輝いたんだろうな。でも、その時間帯が見所だということの解説は見あたらず、閑散としてたのにはびっくり。目の前にある作品のちゃんとした解説を行うことの方が、マシュー・バーニーの作品に、子供に気持ち悪くすりよった解説をつけることよりは必要な気がするけど。