夕暮れの駐輪場わきで

紙コップで、緑茶を飲んだ。つまみのお皿はコンクリートの地面においてある。風が抜けて心地いい。先週、六本木の高みからシャンパンを片手に、チケッティのようなものを口に運んでいたのとは対照的。でも、この方が気持ちいい。グレイソンの女装を目当てに出かけたのが悪かったわけではない。きっと出会えていたらもっと違ったものになっていたはず……。小さな一坪の展示会場は、アーティストに一体何を与えたのだろうか。大切なものになるといいのだけど……。