showcaseに参加して 4 

cidadebranca2007-03-09

果たしてこのイヴェントが何をしようとしているのか。疑問を抱いている人は少なくなかった。開催前から、いろいろ危惧する話を聞かされた。参加を迷っている関係者とも話をした。ここまで書いてきたような感想に加え、会場では、完全に展示を期待して訪れている来場者の意見を耳にした。入場料を取った上で、なんとも曖昧な性格のものが、だらしなく並んでいた。展示を期待した人々にとっては、オルタナティヴと称する活動の、ルーズな部分だけが印象に残ったとしてもおかしくはない。しかしそれは、参加団体の性質を示すものではなく、単に運営サイドの狭隘なオルタナティヴ理解によるものだ。それでも、イヴェント終了後にそうした問題点を整理した報告があるのかと期待もした。けれども、報告は何もなく、まさに学園祭のように、運営サイド全体が実行したことのつまらない喜びのなかに沈んでいるようにしか思えなかった。支援事業に絡めた悪口も何度となく聞かされた。そして、最後に参加費を請求するように書類が届いた。入場料と助成によってまかなうことができたと言うことだろうか。なんとも後味の悪い思いばかりが残った。悩んだけれど、請求するように求められた金額は請求することにした。運営サイドに残しておくよりも、有意義に使用できればと思う。