越後妻有 part 6

ボルタンスキーで帰る予定が、ちょっと寄り道。飲み屋の店主が買ったという古民家での展示。なかなかいい。300のうち100ぐらいしか観ていないから、きっとこういうふうに、結構いいのも見落としてるんだろうなあ。女子美のこへび隊とダベって、ボルタンスキーへ。ボルタンスキーとてもいいと思ったけど、けど最初のときのほうが好き。ちょい、こけおどしっぽい。あと、飲み屋の写真のときのほうが好き。そいでもって、つい、どうしても観ておきたかった昭和女子大を観に十日町へバック。うーむ、いいぞこれ。それに引き換え、千葉大は惨めなでき。そうこうしていると、十日町の夏祭りの祭り太鼓が。今日から祭りなんだ。後ろ髪惹かれつつ、松の井購入後、帰路へ。でも、……。いいのも、悪いのも、みんなよかったぞ!(ただしフクタケハウスは除く)と、声をかけたくなる感じ。この感じを人に与えることができるというのは、素晴らしいと思う。もちろんそれはアーティストだけの手によるものではない。地元の人も、その地の文化も、風も空気も、ふらふらいい加減なことを口にしながら訪ねまわる僕らのような来場者も、きっとみんながそれを作り上げてるんだと思う。

てなことを、意外と涼しい京都で集中講義しつつ、今日は新潟の光と影と風と香りを思い出しながら、ひとり飲むことにしました、だぜ! 川端通りの赤垣屋。あー〆鯖おいしい。あーヤッコおいしい。あー熱燗おいしい。あー青唐辛子おいしい。……。でも、隣のおやじたちがうるさい。大学の教師が多いと聞いてはいた店だが、さっきから何々先生、何々先生とうるさいぞハゲ。飲んでるときにくだらねえ話すんじゃねえ。店は雰囲気がいいのでぐっと抑えるが、それにも限界があるってもんだぜ。おう、ハゲおやじ、表に出ろ。てめえだ、てめえのことを言ってるんだ、てめえ以外にどこにハゲがいるってんだ。て・め・え・が、そ・と・に・で・る・ん・だ!!! てめえの、薄汚れたハゲも、怒りくるって少しは光りはじめたってもんだぜ、きやがれアホンダラ教!