雨のなか

東京西北部のギャラリー二箇所をまわる ひとつは、すでに一度訪れている ゆっくりと、たっぷりのコーヒーをのみながら もう一箇所は、初めての場所 評論家の運営している、奇妙なスペース ここで展示すること自体が、作品に対する作家の意識を露出させている 悲惨なまでに低い意識だ 作品自体は悪くないのに ときどき激しくなる雨の中を帰宅するが、電話があり、知人のスタジオを訪れる 久しぶりの開放感 どれだけ、気持ちのいい空間と接点を持つことができるか、ということ自体が問われている気がする