大原会館プロジェクト?

cidadebranca2004-03-19

大原会館という謎の施設
不思議な場所で開かれた展覧会は
やはりその場所の力の前に、個々の作品は埋没していく
場所の力の前に個々の作品が埋没するという点では
森美術館での六本木クロッシングとも共通する
けれども、大原会館の場合は、場所を選ぶ時点から
すでに十分な強度を持つ作品になり始めていたような気がする
この点は対照的だ
おそらく件の美術館の出展作家は
むしろ参加を決めた時点から
作品から遠ざかっていいたかのような印象を受ける

宴会場を借りきって行われたオープニングが
関係者の閉じた感じをぬぐえなかったのは残念だが
それは運営側の問題だけでなく
こうした場所を無視する側の問題でもあるだろう