始めてみる・・・

cidadebranca2004-02-01

誰も彼もがサイードを遠くに連れ去ろうとしている。
アカデミズムの、ディレッタンティズムの、アクティヴィズムの、
それらの彼方に連れ去られていくサイード
僕たちにできることは、
2重の意味で彼を失うようなことを避けていくことだ。

イードはもう語らない。
彼に会うという特別な機会を持ちえなかった僕らは、
そうした幸運を手にした人々の感傷につきあう必要はない。
イードの言葉の中に歩み入り、
ゆっくりと大きく深呼吸すること。

いたずらなサイードの引用は、
イードが糾弾した当のことを行っている。